医療におけるデジタル化が急速に進展しつつあります。当局においては、オンライン資格確認のシステムを導入し、 |
このオンライン資格確認の基盤は、今後、医療に係るICTのインフラとして活用されていきます。もう目の前に広がっている医療のデジタル化についてご紹介をします。 |
1.様々な保健医療情報を活用することができるようになります |
まず一番近いところでは、2021年10月から医療機関・薬局でもらわれた薬剤の情報やご自身が受けた特定健診の結果を見ることが可能になります。そしてこれらの情報は、医療機関や薬局へもマイナンバーカードで同意することにより、自身の医療情報として医師や薬剤師に提示し、より多くの情報をもって、より安全に医療を受けられることになります。ただし、この情報の閲覧は、診療や調剤を受けられた翌月に、医療機関や薬局からその保険の請求がされた情報を活用しておりますので、1か月以上経過した後に可能となります。
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2.処方箋も電子化されます |
現在、紙で運用されている処方箋も電子化することが予定されています。この実用化は今のところ、2022年度内とされており、2023年1月頃の開始予定となっています。この仕組みにはリアルタイムで処方や調剤の情報を、医療機関や薬局間で共有できるシステムも含まれており、さらに密な情報連携により、高度で安全な医療の提供につながっていくことになります。もちろんこの仕組みの運用が始まっても、紙の処方箋か電子処方箋か、どちらを希望するかは患者さんの選択になりますので、不安に感じられる必要はありません。 |